葬儀の形式について考える

福岡県の皆さん、初めまして!

マナー講師・メイク講師の緒方洋子と申します。主人の転勤に伴い、4月に札幌から引っ越して参りました。16年ぶりの福岡県での生活を楽しみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

福岡での初めてのブログは、葬儀の形式についてです。

 

先月、祖父が亡くなり通夜、葬儀、三日参り、初七日法要まで参列しました。葬儀は一般葬でしたので、家族、親族以外に祖父が生前お世話になった地域の皆さん、ショートステイのスタッフの皆さんなどが参列してくださり、祖父は沢山の方にお世話になっていたのだと改めて実感し、全員ではありませんがお礼を述べることもできました。

 

昨年、友人のお父様が亡くなり、家族葬で葬儀が執り行われました。後日、「遺言だからと家族葬にしたけれど、一般葬にするべきだった。」と友人が言うのです。葬儀後にご自宅への弔問客が絶えず、1ヶ月くらいは対応に追われて大変だったこと、「最期のお別れをしたかった」と涙を流す方がいらっしゃり、「父が亡くなって悲しいのは家族だけではないのだ。周囲の人のためにも一般葬にするべきだった」と友人は語っていました。

 

一般葬、家族葬以外にも形式があり、どの形式が正しい訳ではありません。それぞれのメリット、デメリットを考慮した上で形式を選ぶ必要がありますが、最期のお別れをすることで気持ちの整理がつくという側面が葬儀にはあることを心にとめておき、専門の方とご相談しながらデメリットを少しでも無くす方法を見つけ、お別れができることを願っています。